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ネット写真だけではわかりにくい箇所の車両状態を良い所、気になるところを分かりやすく説明をいただいた事。また、最後の書類も約束通りにきちんと送り届けて頂いた事。実物を見て満足しています。続きを読む
一般的に「ダンプ」と呼ばれるトラックは、ダンプトラックと言い、主に土砂や産業廃棄物などを運搬するために用いられるトラックです。その名称は「どっと落す、投げ捨てる」という意味を持つ英語の「dump」に由来していて、積荷を一度に下ろすための機械装置を備えているのがこのトラックの最大の特徴になります。油圧で荷台を傾斜させることで重力により積載物を排出する構造になっているため、人手を使わず荷降ろしが可能です。ダンプには、一般公道を走行することを前提として、平坦地での走行性能を保つ形態に設計された「普通ダンプ」と、大規模な工事現場での作業用の「重ダンプ」に分類されます。また、荷台を後方に傾ける一般的な「リヤダンプ」の他、サイドダンプ(左右側面傾斜型)や三転ダンプ(後方・左右傾斜型)、深いあおりをもった深ダンプなど、荷台の構造によってもバリエーションがあります。
ダンプは、油圧の力を用いて荷台を持ち上げるダンプ機構を搭載したトラックです。油圧シリンダの伸長で荷台を傾斜させ、重力により積載物を排出する重力落下方式の荷台を備え、荷台を傾けるスピードや高さを調節して積載物の排出を制御できます。動力は、トラックエンジンの回転をトランスミッション等から油圧に変換する「PTO(Power Take Off)」あるいはバッテリー等とモーターを基軸とした電動油圧式パワーユニットからエネルギーを供給するタイプがあり、どちらにも利点があります。荷台を後方に傾ける一般的なリアダンプ、両サイドに傾斜できるサイドダンプ、左右後方に傾斜できる三転ダンプなど、種類豊富でさまざまな作業に対応できます。
土砂や産業廃棄物、石材、木材チップ、飼料、肥料など、さまざまな用途に対応でき、土木・建設業、解体業、産廃業、造園業など、幅広い分野で活躍しています。ダンプには一般的な「土砂ダンプ」と土砂の積載ができない「土砂禁ダンプ」の2種類があります。土砂禁ダンプの場合はアオリを通常より高く設計しており、ペットボトルや段ボールなどの軽量物を運搬するのに最適です。土砂や石材など重量な積載物を頻繁に運搬、排出する場合は、荷台の床板部分を強化した強化ダンプを用いることでダンプ時の床板摩擦によるダメージ被害を軽減することができ、穴あきを阻止することができます。用途に合わせたダンプを用いることで荷降ろしの手間を大幅にカットし、作業の効率化とコスト縮減に大きな力を発揮します。